住宅コラム：暮らしやすい間取り②

①　家族とのコミュニケーションを大切にする方へ
　～玄関からリビング・ダイニングを通って各部屋へ行く部屋配置～

玄関から家に入ると、まずリビング・ダイニングがあり、
そこから和室や風呂・トイレ、2階への階段へ通じるタイプです。
2階は子供部屋や寝室となります。

この間取りでは、外から帰ってきて自分の部屋に行くときや、
移動の時に必ずリビング（ダイニング）を通るため、
家族で顔を合わせる機会が多くなります。
　

＜メリット＞

・親が子供達の動きを把握しやすい
・家族の知らない間に外出していた、いつの間にか帰宅していた
　ということが少なくなる

・動線が重なることで顔を合わせる機会が増え、
　家族間でのコミュニケーションが増える

・廊下スペースが少なり、その分リビングが広く使える
　
　　

＜デメリット＞

・家族がお風呂に行く場合などにも、リビングを必ず通るため
　家族１人１人の生活を大切と考えるご家庭には不向きかもしれない

・来客者があったり宿泊したりする場合などに、
　生活の中心であるリビングを必ず見られる

・お互いのプライバシーが守られにくい

　
　

②　家族一人ひとりの生活を大切にする方へ
　～玄関から直接各部屋へ通じる部屋配置～

玄関から家に入ると、廊下を通り、リビング・ダイニング、
階段、和室、風呂・トイレといった各部屋に直接行けるタイプです。
2階は子供部屋や寝室となります。

家族一人ひとりのプライバシーを守りやすい部屋配置です。
　

＜メリット＞

・子供に静かな勉強部屋を与えたい、趣味の読書をゆっくり楽しみたい
　など、１人ひとりの生活を大切にしたいと考えるご家族向き

・来客があったり宿泊したりする場合にも、
　お客様のプライバシーが守られやすい
　

＜デメリット＞

・親が子供たちの行動を把握しづらい
・子供の外出、帰宅に気づかないかもしれない
・廊下が必要なため、その分のスペースの確保が必要
　
　

③　来客を大切にしつつ家族コミュニケーションも大切にしたい方へ
　～玄関から直接リビング・ダイニングと和室へ通じ、
　　リビング・ダイニングから他の部屋へ通じる部屋配置～

玄関から家に入るとリビング・ダイニングと和室それぞれに行け、
リビング・ダイニングから通り抜けて風呂・トイレや
2階に通じる階段に行けるタイプです。2階は子供部屋や寝室となります。
　

＜メリット＞

・先にご紹介した①と②のメリットを併せ持つ
・来客を大切にしつつ、家族のコミュニケーションも大切にできる
　

＜デメリット＞

・来客が宿泊してお風呂やトイレを使用する場合は、
　リビングに入らなければならない
　
　　

◆◆この部屋配置は、応用をきかせることができます◆◆

・お風呂やトイレを廊下の先に設置する
　→　来客がリビングに入らずに使える

・玄関からすぐにお風呂だけを設置することもできる
　→　子供が外から汚れて帰ってきた時に、
　　　汚れをリビングに持ち込まず、そのままお風呂に行ける

　

私たちは「当社を訪れるご家族の数だけ間取りは存在するもの」
だと考えています。お客様のこれまでのライフスタイルや、
これから希望するライフスタイルを細かく伺うことで、お客様
一人ひとりにとっての最適な間取りをご提案できるよう努めています。