来客動線はどう考える?

こんにちは。

広報のえのもとです。

今回は【来客動線】についてお話したいと思います。

【来客動線】とは家族以外のお客様が家を訪れた際に通る動線のことを差します。


玄関でお客様を出迎えるケースや、家の中にあがってもらってリビングなどに通すケースもあると思います。


どうしても家事動線や生活動線が重要視されがちですが、

これを考えておかないと家族もお客様も、お互いに嫌な思いをすることもありますので重要な動線となります。


最近では、見かけることが増えた「ファミリー玄関」も

そんなお客様の目線が届かないように配慮した流行りの間取りですよね。

お客様が使う空間(メイン玄関)と、家族が使う空間(ファミリー玄関)に仕切りがある玄関のことで

脱ぎ散らかした靴や、シューズクロークが来客には見えずにスッキリした玄関を維持する事が出来ます。


来客動線を検討するうえで最も重要なことは

「動線を交差させないこと」です。

来客動線の場合は交差するのが家族と家族以外になるため、生活動線以上にこの点の配慮が重要です。


玄関にトイレがあると何かと便利ですが、来客中はトイレに入りにくくなります。

また、来客者が手を洗える場所が、

アパートのように脱衣室と一緒の空間や、キッチンを横切らなければならないなど

生活感の見える場所を通らないといけないとなるとプライベートな部分が丸見えで

恥ずかしい思いをしてしまうかもしれません。 
 


こういった失敗をしないためには、来客があった際の動きを想定し、

玄関からリビングや客間までの流れ、

またそこからトイレ・手洗い場への動線をイメージしてみることが大切です。

どれだけの頻度かわからない来客のために、

間取りを大きく変えるのではなく、視界をさえぎるちょっとしたコツを取り入れることを

心がけるようにしましょう。

来客動線には注意が必要でも、そのためだけに大きく間取りを変えるのも

勿体ないですし、いずれ使いづらくなるケースもあるかもしれません。 


あくまで家族の生活を豊かにするためのマイホーム計画なので

来客者のことばかりに注力しないようにしましょう。


そのためのコツとして大きく間取りを変えるのではなく、

玄関横のトイレの扉の前に収納や飾り棚、壁をつくってあげることで来客者の視線をさえぎることができます。


帰宅動線に洗面を配置することにより、来客にもスムーズに手を洗っていただける様になります。


このようにちょっとした配慮で解決できることもあります。


また、どんな来客があるのかも想像してみましょう。

自身の友だちや子どもの友だちだけでなく

学校関係者、親や親族、自治会などのご近所さん、

郵便屋さんや保険屋さんなど来客者の種類もさまざまです。


あまり人を家に呼ぶタイプではないにも関わらず、

来客動線のために家族専用の玄関を設けたり、

洗面台を家族用、来客用で2箇所つくったりすることは、やりすぎている可能性もあります。


また今はアパートだからあまり人を家に呼んでいないだけでマイホームができたら

毎日のように子どもの友だちやママ友が集まる家になるかもしれません。

来客の頻度についても考え、どの程度優先的に配慮していくのか事前に家族で検討しましょう。


PageTop